茜のひと言

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交通違反 6月 23, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 10:55 pm

カリフォルニア郡の裁判所から夫宛に手紙が来ました。

なんと中には、私が彼の車で左折している写真が入っていました。

「信号無視」で違反と保釈金$450−の通達でした。

そう言えば娘と運転していた時に「ピカッ」としたなあ、とあの時の記憶が蘇ってきました。

しかし、「違反罰金」ではなく「保釈金」と書いてあるのにはびっくりしました。

まるで私が刑務所に既に入っているような書き方です。

夫はすぐ、運転していたのは自分では無く妻だと書面に記載し、投函しました。

そこからです。事態がおかしくなってきたのが。

数週間たち、通達が2通来ました。一つは私宛に同じ内容のものです。

もう一つには夫の名前、保釈金が支払われなかったから延滞料$200を追加した$650の内容の請求書が入っていました。

これは大変だということで、二人で申し立てをしに、裁判所にいって、長蛇の列に2時間並び、裁判の日を予約しました。

2ヶ月後の裁判当日、朝8:30に裁判所に行き、交通違反の申し立てに来た50人位の人達と裁判官の前で話をするチャンスを待っていました。

Officer of the courtに名前が呼ばれると、被告人、代理の弁護士、人によってはスペイン語の通訳が裁判官の前に立ち、Guilty有罪、Not Guilty無罪、No Contest罪は認めないが裁判所に従う、という3つの中から一つ宣言することから始まります。 他の人も同じ部屋で聞いています。

次から次へ、被告が裁判官の前に立ち、自分の話をしました。中には私みたいに、「自分の車を知人が運転した。送られた写真は自分では無い。」と通達に抗議をする人もいました。裁判官は写真が本人とちがうのを確認すると、“Dismissed”-「棄却」といって違反が無効になるのです。1分もかかりません。

「う〜。もし夫が最初に裁判に行って申し立てをしていれば私まで裁判所にくる必要が無かったのに〜。」と内心つぶやく自分がいました。

私達の番になりました。ドキドキしながら裁判官の前でなぜ左折をしなければいけなかった事情を説明しようとしたら、裁判官が「君は not guiltyの申し立てをしたいのだね」と言ったのです。きょとんとしている私に「君は行間が読めないのかね、無罪の主張だね、裁判の日にちを決めて帰りなさい」と再度言うのです。

とりあえず裁判官の前を離れ、officer of the courtのどういう事なのかと訪ねると、私に送られて来た写真をみて「交差点の他の信号が赤になっているという事は、あなたのレーンは青という事でしょ。」といいました。

確かに私の場合左折レーンは赤だったのですが直進は青でした。

私は「こんなにいい加減でいいのかしら」と疑いながら裁判官が言うのだから、間違いは無いでしょうと思い、次の裁判の日を予約して帰りました。

とても不思議な国ですね。

 

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