茜のひと言

Tokyo ⇆ Los Angeles LIVE WORK PLAY

留学生ほっとライン 9月 30, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized,Work — phoenixakane @ 11:53 pm

ロスアンジェルスに来て、「留学生ほっとライン-RHL」というNPOでボランティアをして3年になります。平日の一日、リトル東京内にあるオフィスに出向き、電話の前で待機し、掛ってくる留学生の問い合わせに答えるのが私の仕事です。

アメリカに留学中の日本人学生から掛ってくる電話の大半は、ビザ、ハウジング、犯罪、等の内容で、私たちリスナーは質問に答え、必要な情報を紹介するのです。

私自身も2002年に留学生として渡米し、サンフランシスコの大学院で学んだ経験があります。

「大学院に行く」という夢は達成できた事は嬉しかった反面、家族と離れ、異国の地に一人暮らしするのは大変でした。勉強は大変でしたが、それよりも、日常生活に慣れるストレスが大きかったような気がします。

そんな時に助けられたのが、学校のStudent Adviserの情報でした。

アパート探しから、面白い展覧会、レストラン、等の生活に密着した情報や便利サイトを教えてくれたおかげで、私は活動的に生活をすることが出来ました。

私がボランティアをすることにしたのもそんな困った日本人学生が少しでも日常のストレスを減らし、アメリカの生活を有意義に過ごしてもらいたいという願いからです。

先日。RHL内でリトリートが行われ、ゲストに吉本興業の中山きんに君が来てくれました。彼自身、サンタモニカカレッジに留学しており、留学生の大変なところや、今の留学生の傾向をはなしてくれました。

印象に残ったのが、1年や2年だけの留学では英語が上手くならないという話です。特に、彼の通っている学校は日本人留学生が多いので、日本人同士で出かけたり、ルームメイトも日本人だったりで、英語が母国語のアメリカ人とはあまり仲良くならないということでした。

確かにアメリカに来て、日本人と四六時中いれば、日本語ばかりで、英語を話すチャンスは無いだろうな、と思いました。

彼が言ったのは、「アメリカ人なんか相手にしてくれないよ。」でした。

自分の留学体験を振り返った時に、確かに日本人と一緒にいた方が気が休まる思いがありましたが、私の場合、不幸なのか幸いなのか、学校に日本人がほとんど居なかったのが現状でした。ですから2年の学校が終わる頃には「カリフォルニアン アクセントがある」と言われる程、英語力が上達していました。

やはり留学生の皆さんにはせっかく時間とお金のエネルギーを使って海外で学ぶ、生活するのであれば、現地の体験を沢山していただきたいなと思います。その為には自分の居心地の良さだけではなく、自分を追い込むこと、チャレンジをさせてあげることが大切なのではないでしょうか。

 

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