茜のひと言

Tokyo ⇆ Los Angeles LIVE WORK PLAY

Halloween Weekend 10月 31, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Play — phoenixakane @ 10:41 pm

ハロウィン 、あるいはハロウィーン (Halloween, Hallowe’en) はヨーロッパを起源とする民族行事で、カトリック諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)に行われる。諸聖人の日の旧称”All Hallows”のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった(Wikipedia より)

ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊魔女が出てくると信じられていたそうです。日本で言う「お盆」がこれに似ているかもしれませんね。その時に悪霊が家に入ってこないようにかぶをくり抜いて、中にろうそくを入れ、提灯にして玄関に置いたそうです。アメリカではかぶの代わりにカボチャをくり抜き、Jack O Lanternと呼んでいます。

現在は宗教的な要素よりも、お祭りとして過ごされています。

我が家の今年のHalloweenは、金、土、日とイベントで盛りだくさんでした。まず娘の学校ではお菓子を配るボランティアになりました。学校の18箇所あるドアの中、下の階のキッチンドアの「8番」の後ろに隠れます。子供達がドアを叩いて”Trick Or Treat”というと、ドアを開け、お菓子をそれぞれの子の持っている袋の中に入れてあげるのです。

朝から黒ずくめの衣装を着て、黒い口紅を塗り、「暗黒の女王」になりきり、ドアを開け、「眠りの邪魔をするのは誰だ〜」と出て行きました。5歳児は平気でお菓子をもらっていましたが、3歳児のクラスは様子がちがいます。皆その場に口を開けたまま固まってしまいました。ちょっと刺激が強すぎたみたいです。先生達が「ほらお菓子をもらいに行きなさい」と前に押し出さなくては誰も私に近づきませんでした。

中には泣き出す子も居ました。

仲良しママ仲間に、「精神科の先生のトラウマ解消の請求書が廻ってくるわよ。」なんてきつい冗談も言われてしまいました。

なんとか無事にお菓子配りも終わり、体育館に全員集まり、それぞれの衣装を披露しました。男の子に圧倒的な人気なのがスターウオーズのキャラクターで、女の子は妖精かプリンセスでした。

夜はガールスカウトのパーティで夜更かしでした。

翌日の土曜日は日本語学校の行事、午後はクラスメイトの誕生会。

日曜日は違うクラスメイトのパーティとそのナンシー叔母さんの家の近所で本場の“Trick or Treat” に出かけました。

ロサンジェルスでは地域によって家の建築スタイルが違い、ナンシー叔母さんが住んでいるところはビクトリア朝建築の家が多く立ち並ぶ有名なエリアです。家のハロウィン・デコレーションも気合いが入っています。暗くなると、どこからこんなに人が出てくるのかと思う程、道は人と車でごった返します。

あまりの人だったので、早めに退散し、家に戻ってきました。

それでも一年分のお菓子はゲットした感じでした。

 

留学生ほっとライン 9月 30, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized,Work — phoenixakane @ 11:53 pm

ロスアンジェルスに来て、「留学生ほっとライン-RHL」というNPOでボランティアをして3年になります。平日の一日、リトル東京内にあるオフィスに出向き、電話の前で待機し、掛ってくる留学生の問い合わせに答えるのが私の仕事です。

アメリカに留学中の日本人学生から掛ってくる電話の大半は、ビザ、ハウジング、犯罪、等の内容で、私たちリスナーは質問に答え、必要な情報を紹介するのです。

私自身も2002年に留学生として渡米し、サンフランシスコの大学院で学んだ経験があります。

「大学院に行く」という夢は達成できた事は嬉しかった反面、家族と離れ、異国の地に一人暮らしするのは大変でした。勉強は大変でしたが、それよりも、日常生活に慣れるストレスが大きかったような気がします。

そんな時に助けられたのが、学校のStudent Adviserの情報でした。

アパート探しから、面白い展覧会、レストラン、等の生活に密着した情報や便利サイトを教えてくれたおかげで、私は活動的に生活をすることが出来ました。

私がボランティアをすることにしたのもそんな困った日本人学生が少しでも日常のストレスを減らし、アメリカの生活を有意義に過ごしてもらいたいという願いからです。

先日。RHL内でリトリートが行われ、ゲストに吉本興業の中山きんに君が来てくれました。彼自身、サンタモニカカレッジに留学しており、留学生の大変なところや、今の留学生の傾向をはなしてくれました。

印象に残ったのが、1年や2年だけの留学では英語が上手くならないという話です。特に、彼の通っている学校は日本人留学生が多いので、日本人同士で出かけたり、ルームメイトも日本人だったりで、英語が母国語のアメリカ人とはあまり仲良くならないということでした。

確かにアメリカに来て、日本人と四六時中いれば、日本語ばかりで、英語を話すチャンスは無いだろうな、と思いました。

彼が言ったのは、「アメリカ人なんか相手にしてくれないよ。」でした。

自分の留学体験を振り返った時に、確かに日本人と一緒にいた方が気が休まる思いがありましたが、私の場合、不幸なのか幸いなのか、学校に日本人がほとんど居なかったのが現状でした。ですから2年の学校が終わる頃には「カリフォルニアン アクセントがある」と言われる程、英語力が上達していました。

やはり留学生の皆さんにはせっかく時間とお金のエネルギーを使って海外で学ぶ、生活するのであれば、現地の体験を沢山していただきたいなと思います。その為には自分の居心地の良さだけではなく、自分を追い込むこと、チャレンジをさせてあげることが大切なのではないでしょうか。

 

The Great Food Truck 8月 24, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Play — phoenixakane @ 11:59 pm

ロサンジェルスではfood truckといって路上のトラックから飲食を販売するスタイルをよく見かけます。日本で言うと屋台のラーメン屋みたいなのりでしょうかね。

もちろん映画ロケ地でのケータリングトラックもありますが、一般人は御法度です。

2年前位から地元をにぎわせているのが “Kogi” と言う名前のトラックです。韓国料理とメキシカンをフュージョンしたもの調理していて、メニューはキムチ・カルビ・ケサディアや豆腐ブリート、などいろいろです。

おもしろい事に、日本の屋台とちがうのが、いつも同じ場所にいないという事です。

では、どのように場所を変えるトラックを探すのかというと今流行のtwitterもしくは facebook, websiteを使ってです。

今ではFoodTVのチャンネルでこのFood Truckを専門に扱う番組も出てくる程のメガフィーバーぶりで新しいフードカルチャーになっています。

先日、テレビでGrilled Cheese Truckというトラックが紹介されていました。

メニューは主にチーズ系のホットサンドでしたが、私の目を釘づけにしたのが“grilled Mac n cheese & Ribs ”でした。

なんとチーズマカロニグラタンをホットサンドにしたものでした。「えーっ!なんて不気味な」と思ったけれど、食べている人達の顔はまるで天国にいるようです。

そこでインターネットで調べてみるとなんと夜6時から近所のショッピングモールに来ている事がわかったのです!

そこでhubby(夫)に電話をし、夕食の献立は mac n cheese サンドだと伝えるました。彼も私の興奮した様子を察し、仕事を出来るだけ早く切り上げると約束してくれました。

夜7時に現地に着くと、長蛇の列でした。

とにかく列に並び、在庫切れになるんじゃないかと心配しながらも少しずつトラックに近づいていき、待つ事50分、ようやくオーダーしました。

カリッとやけたパンの間にはチーズマカロニグラタンに、BBQポークとタマネギをキャラメル状炒めたのが入っていました。

日本人に私は「おいしい」とは言えませんでしたが、ピリっとスパイスが効いて何となく癖になる味,不思議な食感でした。

日本だとすると、焼きそばパンが近いものかな。凄〜くおいしい訳では無いけれど癖になる。一年に一回食べれば良いかな、と思う私でした。Hubbyは一月に一回だそうです。

やはり彼には幼い時の懐かしい味(mac n cheese)が気に入ったようです。

サクラメントに住んでいた4年前とは比較にならない位、ロスには珍しい、美味しいものがあります。

本当に引っ越して良かった。

 

交通違反 6月 23, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 10:55 pm

カリフォルニア郡の裁判所から夫宛に手紙が来ました。

なんと中には、私が彼の車で左折している写真が入っていました。

「信号無視」で違反と保釈金$450−の通達でした。

そう言えば娘と運転していた時に「ピカッ」としたなあ、とあの時の記憶が蘇ってきました。

しかし、「違反罰金」ではなく「保釈金」と書いてあるのにはびっくりしました。

まるで私が刑務所に既に入っているような書き方です。

夫はすぐ、運転していたのは自分では無く妻だと書面に記載し、投函しました。

そこからです。事態がおかしくなってきたのが。

数週間たち、通達が2通来ました。一つは私宛に同じ内容のものです。

もう一つには夫の名前、保釈金が支払われなかったから延滞料$200を追加した$650の内容の請求書が入っていました。

これは大変だということで、二人で申し立てをしに、裁判所にいって、長蛇の列に2時間並び、裁判の日を予約しました。

2ヶ月後の裁判当日、朝8:30に裁判所に行き、交通違反の申し立てに来た50人位の人達と裁判官の前で話をするチャンスを待っていました。

Officer of the courtに名前が呼ばれると、被告人、代理の弁護士、人によってはスペイン語の通訳が裁判官の前に立ち、Guilty有罪、Not Guilty無罪、No Contest罪は認めないが裁判所に従う、という3つの中から一つ宣言することから始まります。 他の人も同じ部屋で聞いています。

次から次へ、被告が裁判官の前に立ち、自分の話をしました。中には私みたいに、「自分の車を知人が運転した。送られた写真は自分では無い。」と通達に抗議をする人もいました。裁判官は写真が本人とちがうのを確認すると、“Dismissed”-「棄却」といって違反が無効になるのです。1分もかかりません。

「う〜。もし夫が最初に裁判に行って申し立てをしていれば私まで裁判所にくる必要が無かったのに〜。」と内心つぶやく自分がいました。

私達の番になりました。ドキドキしながら裁判官の前でなぜ左折をしなければいけなかった事情を説明しようとしたら、裁判官が「君は not guiltyの申し立てをしたいのだね」と言ったのです。きょとんとしている私に「君は行間が読めないのかね、無罪の主張だね、裁判の日にちを決めて帰りなさい」と再度言うのです。

とりあえず裁判官の前を離れ、officer of the courtのどういう事なのかと訪ねると、私に送られて来た写真をみて「交差点の他の信号が赤になっているという事は、あなたのレーンは青という事でしょ。」といいました。

確かに私の場合左折レーンは赤だったのですが直進は青でした。

私は「こんなにいい加減でいいのかしら」と疑いながら裁判官が言うのだから、間違いは無いでしょうと思い、次の裁判の日を予約して帰りました。

とても不思議な国ですね。

 

If you can dream it, you can do it. 3月 19, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 3:17 am

ロサンジェルス(L.A.)に引っ越して来て3年になります。私も家族もL.A.の気候、人々、暮らしにようやく馴れ、Angelino(ロサンジェルスの住民)として日々を過ごしています。私達のお気に入りの場所の一つは近所にあるGriffith Parkです。週末に家族で出かけた時は娘が決まったようにメリーゴーラウンドに乗ります。古い木製のメリーゴーラウンド(回転木馬)は巨大な公園の隅に隠れるようにあり、知る人ぞ知る的存在です。

このメリーゴーラウンドには歴史があります。

1926年に創られ、1937年にグリフィス公園に持ち込まれ設置されました。手で掘られた、木馬は全部で68体あり、オルガンから流れるワルツやマーチの数はなんと1500曲もあるそうです。

ウオルト・ディズニーがこの公園に遊びに来た時に、自分の娘達がメリーゴーラウンドに楽しそうに乗っているのを見て、大人も子供も同じ乗り物に一緒に乗って楽しい時間を過ごせる場所があったらいいなあと思ったそうです。このビジョンがディズニーランドの原点だったのです。

どの素晴らしい大作も始めは一つのアイディア、夢から始まるのです。私の大好きな引用のひとつがディズニーの

“If you can dream it you can do it.”「夢見る事が出来れば必ず出来る。」

です。

ディズニーはまさに夢を見て、兄のロイの力を借りて、ディズニーランドを建設しました。その事業は最終的には世界規模のプロジェクトとなり実現したのです。

人は夢を見る事は出来ても、残念ながらそれを達成する人はそう多くはいません。

数多くの方と接していて気が付いたのが、「目的は実現するもの、夢は叶わないもの」と思っている方が多くいらっしゃることです。

あなたが決めたことをあなたは実現して行くのです。そうだとしたら夢を見る事を自分にさせてあげればは良いだけですよね。

人は思っている以上に簡単に夢を達成することが出来るのです。方法/手段を知らなかったり、自分で自分をあきらめさせているだけです。実は自分の内面にちょっとした変化を起す事で、ディズニーのように夢を実現できるようになれるのです。