茜のひと言

Tokyo ⇆ Los Angeles LIVE WORK PLAY

引っ越し完了 5月 31, 2011

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 10:23 pm

あっという間に今月も終わろうとしています。

私にとって5月は想像を遥かに超えた忙しい日々の連続でした。

当初予定していた引っ越し日はいろいろなハプニング(シャワーヘッドが届かない、鏡屋さんが間に合わない)の関係で未だ工事中でした。

事前に改装が間に合わないということは判っていたので、大家さんにお願いし、もう一週間、滞在を延ばす事になりました。

日本の工務店の期日を守るのが当たり前に比べ、アメリカでは工事期間は1.3倍かかるのが当たり前と言われています。うーんひょっとしてカリフォルニアだけかもしれません。

Before and Afterの写真を一部披露します。

Before Master bedroom Vanity                                                                        After Vanity (洗面台)

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Before Toilet & Bath                                                                                           After Toilet & Washer/Dryer

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Before Laundry room                                                                                        After No door & painted

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New Bathroom (Former Laundry room)                                                         with deep soak tub

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New Shower head                                                                                               Japanese Style

5月14日/15日に荷物は運んだものの、マスターベッドルームの壁のペンキ塗りが終わっていなかった為、カーペットが変えられず、家族3人で娘の部屋で寝泊まりをするはめになってしまいました。

3日後には日本への出張が控えているのに、あちこちに段ボール箱が山積みされていて、ほこりだらけで、ストレスは膨らむばかりでした。

東京ではNLPのマスタープラクティショナーコースの『ビリーフ』の2日間を担当しました。疲れが出たのか、風邪を引いてしまいレクチャーの日は熱と咳で苦しかったです。でも2日間が終わり、素敵なフィードバックを受講生の方から頂き、とてもハッピーになって終わりました。

今回は最短の旅程でしたが、アマゾンのネット販売のお風呂場で使う椅子をゲットできました。アマゾンの良い所は、アメリカに居る時に注文し、日本の親の住所に送ってもらえるので、私が日本に着く頃には商品は届いているのです。

こちらでアメリカのシャワーの中で使う椅子をリサーチしたのですが、障害者用の椅子と木製(Teak)のしかなく、とても重くごついのです。

反対に、日本のグッズはかわいい上に機能的ですし、種類が豊富です。

私は重ねて片付けられる椅子と洗面器を購入し、段ボール箱に入れアメリカに持って帰ってきました。

洗い場のある新しいお風呂場に娘は大はしゃぎ、お友達を誘って一緒にバブルバスに入りました。洗面器は一つしかなかったので、取り合いになる場面もありました。今度日本に帰ったらもう一つ買わなきゃ。

私は毎晩SPA気分でお風呂を堪能しています。思い切ってリフォームして良かった。

 

想像以上の出来事ばかり... 4月 28, 2011

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 7:24 pm

購入したコンドーの管理組合(HOA)から改装工事の返事の連絡が来ないまま2週間が過ぎてしまいました。
工事屋さんも決まったのに、これ以上工事を遅らすことは出来ないということで、「明日の午後迄に連絡が無い場合、承認したと見なして工事を始めます。ご了承ください。」という内容の脅迫っぽいメールをHOA宛に書きました。
やはりそれが効いたのか、その翌日に、「ベッドルームは下の階の騒音になるのでカーペットのままで、その他は良い。」とHOAから返事が来ました。

これで工事開始です。

娘 には自分の部屋の色を選ばせてあげました。紫と黄と青と不思議な色の組み合わせをリクエストされ、私も少し悩みましたが、なんとか壁を黄色、薄紫、カー ペットを青にすることで落ち着きました。音を上げるかなと思いきや、かなり長い間、壁にむかってペンキを塗っていました。えらい、えらい。

改装は設計通りにいけばいいのですが、壁や天井をあけて初めてわかる配水管や空調のこともあり、スケジュールどおりに進まないのがやっとわかりました。

途中で下の階の住民から「水が漏れている」、「ほこりが空調から落ちて来る」などの苦情がきて、急いで、英語が話せない現場監督とやりとりをしなければ成らず、大変でした。作業員は皆中国人です。

今回の改装工事はお風呂のtubを変えることから始まったのですが、あまりのハプニングやいらいらに私も挫折しそうになる瞬間がありました。
でも注文したお風呂が届いて、その中に入って座ってみたら、やっぱり思い切ってやって良かったと初心に戻ることが出来ました。梱包が大げさで、まるで棺桶のようです。

しかし、まあ、想像以上の大工事にびっくり、

夫も期間以内に終わらないだろうと判断。

まだまだやる事は山のようにあります。
5月7日に引っ越しの予定も残念ながら1週間延びそうです。

そ んな中、

ロサンジェルスの伊原総領事公邸の食事会に招かれました。招待客は私がボランティアをしている留学生ホットラインから2名、リトル東京のサービス センターから2名と他のボランティア団体から2名でとてもアットホームな夕食会でした。公邸のなかには天皇ご夫妻と皇太子ご夫妻のお写真がそれぞれ違う部 屋に飾られていました。

都ハイブリッドホテル内のGonpachi restaurantのHead Chefのコース料理は絶品でした。

公邸の前にはsecurityの車が。。。

領事館内の方々もいらして、総領事を囲んでいろいろお話を伺う事も出来、久しぶりに充電できた楽しい会でした。

Happy Easter!

 

マイホーム 3月 29, 2011

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 11:12 pm

初めてのマイホームが決*ま*り*ま*し*た。

ダウンタウンより北東のサウスパサデナにある、

3階建てのコンドミニアムです。

アメリカでは賃貸をapartmentといい、買い取りはcondominiumと呼んでいます。見た目は同じです。日本の「マンション」という呼び名は大邸宅にしか使いません。

そういえば、アメリカに来た時に「両親はマンションmansionに住んでいるのよ」といったら、相手の目が急に大きくなって、「すごい」といわれたのを思い出しました。お金持ちと勘違いされたんでしょうね。

アメリカの不動産は気に入った物件の表示価格より上でも下でも、買い主は買値として売り主に提示できるのです。

人気のある物件は競争も入るのでそれなりに高く提示する必要があり、あまり良く無い物件は思いっきり安く提示することができます。

だからと言ってすべての提示された値段が受け入れられるということではなく、売り主がどれだけ早く売りたいか、値段を下げたく無いか、本人の性格によって変わって来ます。

日本で家を買った事が無いので比べられないのが残念ですが、忍耐強くなったのは間違いないでしょう。

私たちの場合、まず売値よりも低く提示したところcounter offerとして売り主がそれに$10,000上乗せした値段で交渉して来ました。想定していた金額内だったので私たちはその値段で契約をしました。

それからです、家のinspection、査定、等をして、ローンが締結する迄に一ヶ月かかりました。 それでもローンが厳しくなった今では銀行は2ヶ月かかると言われているので、早い方でラッキーだったかもしれません。

引っ越しをする前にリフォームを決意しました。現状はお風呂場が狭く、バスタブとシャワーが一体になっているので、お風呂といってもあまりゆっくりできません。

これを機会に洗濯部屋をつぶして、日本みたいに洗い場があるお風呂場にする予定です。

もう一つはクローゼットをwalk in closetにすることです。

日本人のデザイナー/architectであるのりさんにお願いしてプランを図面にしてもらいました。

通常3ヶ月位かかるプランを8日間で完成してもらいました。 ありがたい。ありがたい。

今日それを管理組合に提出したので、一週間以内にGOかNOかの返事が来ます。

プランを元に3社の工事屋さんに見積もりをとってもらいます。

ちなみにプランは下記の通りです。

BEFORE                                                                                                        AFTER

結果は次回報告します。

 

孟母三遷(もうぼさんせん) 2月 27, 2011

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 1:24 am

中学生か高校生の時に受験に出て来る四字熟語の練習帳があって、その中に「孟母三遷」という熟語が載っていました。
戦国時代の儒家、 孟子(もうし)の母に関する話です。
孟子の母は、孟子を生んだ後、まず墓地の近くに住みましたが、孟子が墓堀人の真似ばかりしているので、これはいけないと思い、 市場の近くに引っ越しました。すると今度は商人のまねばかりするようになったので、これもいけないと思い、 三度目、塾のそばに引っ越しました。すると孟子は 祭祀(さいし)の道具を並べ、礼のまねごとをするようになったので、「こういうところこそ、我が子を育てるのにふさわしい。」と言って喜んだそうです。
要するに、子供の教育には、環境が大切であるという教えです。

受験の為の四字熟語と思っていましたが、自分が母になって孟母の気持ちが良くわかるようになりました。

私も孟母と同様に娘の教育の為にSouth Pasadenaに引っ越す事を決めました。

ロスアンジェルスの公立の学校はそれぞれ住む地域によって通える学校が決まってきます。学校運営の資金は州政府からと、学校が存在する地区の不動産からの固定資産税でまかなわれています。ですのでお金持ちが住んでいる地区は家の価値も高く、固定資産税も高いので、学校に入ってくる資金も多額です。学校の設備が良く、優秀な先生も集める事ができます。

もともと赤字だったカリフォルニア州政府の財源に加え、サブプライム問題が明らかになり、不動産価値が下落し、多くの住民が仕事を失い、家を失った事、固定資産税を払えなくなった事で、公立学校は大ピンチです。どんどん先生の数が減ってきています。その中でサウスパサデナ地区にある小学校3つともAPI Scoreが高く、中学校、高校とレベルを保っているのです。

API Scoreとはアメリカの全公立学校で行なわれる全国共通テストの結果を数値に現したものです。

引っ越しに関しては夫も通勤圏内ということで賛成。

4ヶ月間、物件を探し続けて疲れて来た頃、娘の仲良しのお友達が住むコンドミニアムの中の3階の物件が売り出された情報が入ってきました。

見に行ったところ、家族一致で気に入りました。子供達が大好きなプールが付いているからです。

買う希望金額を「オファー」として不動産屋さんを通して入れました。

さあネゴが始まるぞー。

 

GO Kings! GO Lakers! 1月 20, 2011

Filed under: Play - Los Angeles,Uncategorized — phoenixakane @ 7:38 am

日本でスポーツ観戦に興味が無かった私が、ロスに来てから夫と観戦するようになりました。一月はなんとLA KingsのホッケーゲームとLA Lakersのバスケットボールでした。

友人のクリスとジェーンの招待で、初めてホッケーゲームに行きました。

リンク前の特等席です。映画音楽の作曲家のクリスはKingsの大ファンで選手を紹介する時に使われる格好良すぎの盛り上げる曲を作曲し、チームに提供したそうです。
彼のシーズンチケット(期間中におこなわれる全試合の決まった席を買うパッケージ)の席はリンクに一番近いので、選手が、バンっとぶつかってきたり、パックが凄い音で飛んで来たり、迫力満点でした。

残念ながらKings は負けてしまった。

翌週はバスケットボールの試合で、ホッケーと同じくStaples Center で行なわれました。
入り口ではテレビの実況です。

ポール・ガソールの電柱をハグして写真をとりました。彼は215cm程あるスペインからスカウトされた選手です。ロスではKobe Bryan選手と共に圧倒的にバスケットが人気でスタジアムも一杯でした。

私たちは一般席では無く、スイートから観戦です。うふふふ。
おつまみや、ホットドッグ、フルーツが置いてありました。

一番感激だったのが、ゲーム途中で廻ってくるデザートカートでした。
思わずチョコケーキを頼み、コーヒーと一緒にぺろりと食べてしまいました。
接戦だった試合も最後はLakersが勝ちました。
You guys closed the deal.

 

念願の出会い 12月 31, 2010

Filed under: Play,Uncategorized — phoenixakane @ 12:14 am

12月はイベント盛りだくさんでした。クリスマス会が友人宅や娘のガールスカウト、学校行事、忘年会、等、重なってとても忙しく過しました。そんな中で夫が1週間休みをとれたのです。丁度クリスマスの前の週です。

幸いに、時期としてピーク前という事もあり、ホテルの予約もすんなり取れ、家族3人でハワイに行く事になりました。未だ誰も行った事の無いBig Island-ハワイ島です。

子供がいる我々にとってキッチン付きのvillaは必須で、今回はヒルトンのWaikoloaにお世話になりました。

ハワイ滞在する時は、まず現地の空港でレンタカーをし、そのままCostco(日本ではコストコと発音するそうです。)に寄り、卵、フルーツ、ステーキ、ジュース、パンを買います。ハワイの物価は高く、普通のスーパーだとアメリカ本土に比べると、1.3倍から2倍の値段です。しかしありがたい事にCostcoの値段はロスと同じ なのです。その上、地元の商品もお買い得な価格で売っています。早速、夫はアロハシャツを2枚手に取り、娘にはUV50のシャツとショーツ、私には水着をショッピングカートに入れました。

肉のコーナーにいくと、プライムリブを見つけました。下味が付いている物で、オーブンで焼くだけのものです。宝物発見です!

villaの良い所は洗濯機もあり、キッチンもあるので自分たちで料理を好きな時間に作り、食べる事ができます。食器や、鍋、トースター、炊飯器もあるので高い外食にお金をかけなくてすみます。ただ調味料が全く無いのが玉に傷です。プライムリブに味がついていたのは本当にラッキーです。かなり大きな固まりで、残った分は2、3食には応用出来そうでした。

その晩、焼いて食べたらおいしい〜。赤ワインと良く合ってかなりの分量を食べてしまいました。

ハワイ島は火山の島なので、砂浜が無く、地面は真っ黒な火山石です。ハイウェイの横には人が白い珊瑚を並べメッセージや文字をつくった跡が見られます。中には日本人らしき名前が「mina ♡tadashi」がありました。 途中、ロバ横断注意の標識が。

Villaからは無料のシャトルバスが近くのヒルトンホテルまで連れて行ってくれます。

ヒルトンホテルの敷地はミニ・ディズニーランドみたいで、トラムやゴンドラが広い敷地内を通っています。プールは6種類あり、洞窟や、吊り橋など冒険するには最適です。

私はここのホテルのラグーンに強く惹かれていました。

それはさかのぼって2年前の日本出張の際、飛行機の機内誌にイルカと一緒に泳ぐという記事があったのです。そのインタビューはNPO団体がイルカの生態を研究すると共に、一般人にイルカと触れるチャンスを作っている内容のものでした。「イルカと一緒に泳ぎたい」と思うようになったのです。

念願のイルカさん達と出会うことが出来ました。

「イルカは非常に頭が良く、敏感なので、悪い人や、怖がっている人の所にはいかないわよ」と友人から忠告されていたので、実際にラグーンに一緒に入る時はドキドキでかなり緊張していましたが、イルカはよく調教されていたので、全く関係なく私たちのそばでいろいろ芸を披露してくれました。娘はイルカに水をかけられたり、キッキッキと笑われたりしてかなり興奮していました。

触ってみると、見た目程ツルツルしていなかったのが印象的でした。

とても楽しい時を過しました。

We will definitely visit again!

 

感謝祭 11月 30, 2010

Filed under: Live,Uncategorized — phoenixakane @ 9:28 pm

アメリカでは11月の4週目の木曜日がThanksgiving Dayにあたり、国民の休日になっています。アメリカでサンクスギビング(感謝祭)が始まったのは、1620年代です。イギリスからの移民達が秋の収穫を祝って、近隣に住んでいたインディアンを招いて一緒にご馳走を食べ、豊作を共に喜び感謝したのが今でも続いていると言われています。

現代では親族や友人達と集まってローストターキー(七面鳥)を囲む食事をし、日本でいうとお正月のような大切な家族行事です。

私の感謝祭はアメリカ人の夫の伯母夫婦の家に行くのが決まりになっています。

毎年、伯母のジョイスに会うのを家族中で楽しみにしています。娘は朝から早起きをし、夫も珍しくさっさと荷造りをします。一年で帰省渋滞が一番ひどいにもかかわらず、私たちは車で6時間かけて木曜日の晩のディナーに間に合うようにロスアンジェルスを出発します。

叔父と伯母はとても暖かい人達で、毎回、「茜、良く遊びに来てくれたわ!」と息が出来なくなる位のビッグハグで大歓迎してくれる上、料理がとても美味しいのが big bonus です。

2002年11月にアメリカ在住の夫と結婚した時、好きな人と一緒にいられる喜びと、日本にいる家族と離れてしまう寂しさが同時にありました。私と日本の家族はとても仲が良かったので、アメリカに永住するという事は今迄のいつでも会える関係が無くなってしまう事で自分の中に穴が空いてしまったような喪失感に襲われました。その数日後、ジョイスに感謝祭ディナーに招かれて彼女の子供達と孫達に会いました。皆とてもフレンドリーで、初対面にも関わらず私をまるで家族の一員のように迎え入れてくれました。

日本の家族といる時と同じ感じが再現されたのでびっくりしました。

その時、NLPトレーナーのロバート・デイルツのスポンサーシップ・メッセージのひとつを思い出しました。

You are welcome. You belong here.

訳:「あなたは歓迎されています。あなたはここの一員です。」

まさしく、自分の居場所があり、自分は家族の一員という感覚でした。

スポンサーシップに求められるのは、相手が自分は無条件に価値がある存在で、コミュニティーの一員であるというポジティブな状態をつくり、意欲的になり、リソースを発揮する事へのサポートとも言えます。私がジョイスとその家族から得たものはスポンサーシップでした。

初対面の私へのスポンサーシップ体験は、喪失感を埋めるに留まらず、私の目指すものになりました。それは私の個人セッションの場で、NLPトレーニングの場で、そしてNLP研究所を通して出会った方に「帰って来る居場所」を創り出すことです。

この生き方のきっかけになってくれたジョイスとその家族との出会いに感謝しています。

Happy Thanksgiving.

 

Halloween Weekend 10月 31, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Play — phoenixakane @ 10:41 pm

ハロウィン 、あるいはハロウィーン (Halloween, Hallowe’en) はヨーロッパを起源とする民族行事で、カトリック諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)に行われる。諸聖人の日の旧称”All Hallows”のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった(Wikipedia より)

ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊魔女が出てくると信じられていたそうです。日本で言う「お盆」がこれに似ているかもしれませんね。その時に悪霊が家に入ってこないようにかぶをくり抜いて、中にろうそくを入れ、提灯にして玄関に置いたそうです。アメリカではかぶの代わりにカボチャをくり抜き、Jack O Lanternと呼んでいます。

現在は宗教的な要素よりも、お祭りとして過ごされています。

我が家の今年のHalloweenは、金、土、日とイベントで盛りだくさんでした。まず娘の学校ではお菓子を配るボランティアになりました。学校の18箇所あるドアの中、下の階のキッチンドアの「8番」の後ろに隠れます。子供達がドアを叩いて”Trick Or Treat”というと、ドアを開け、お菓子をそれぞれの子の持っている袋の中に入れてあげるのです。

朝から黒ずくめの衣装を着て、黒い口紅を塗り、「暗黒の女王」になりきり、ドアを開け、「眠りの邪魔をするのは誰だ〜」と出て行きました。5歳児は平気でお菓子をもらっていましたが、3歳児のクラスは様子がちがいます。皆その場に口を開けたまま固まってしまいました。ちょっと刺激が強すぎたみたいです。先生達が「ほらお菓子をもらいに行きなさい」と前に押し出さなくては誰も私に近づきませんでした。

中には泣き出す子も居ました。

仲良しママ仲間に、「精神科の先生のトラウマ解消の請求書が廻ってくるわよ。」なんてきつい冗談も言われてしまいました。

なんとか無事にお菓子配りも終わり、体育館に全員集まり、それぞれの衣装を披露しました。男の子に圧倒的な人気なのがスターウオーズのキャラクターで、女の子は妖精かプリンセスでした。

夜はガールスカウトのパーティで夜更かしでした。

翌日の土曜日は日本語学校の行事、午後はクラスメイトの誕生会。

日曜日は違うクラスメイトのパーティとそのナンシー叔母さんの家の近所で本場の“Trick or Treat” に出かけました。

ロサンジェルスでは地域によって家の建築スタイルが違い、ナンシー叔母さんが住んでいるところはビクトリア朝建築の家が多く立ち並ぶ有名なエリアです。家のハロウィン・デコレーションも気合いが入っています。暗くなると、どこからこんなに人が出てくるのかと思う程、道は人と車でごった返します。

あまりの人だったので、早めに退散し、家に戻ってきました。

それでも一年分のお菓子はゲットした感じでした。

 

留学生ほっとライン 9月 30, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Uncategorized,Work — phoenixakane @ 11:53 pm

ロスアンジェルスに来て、「留学生ほっとライン-RHL」というNPOでボランティアをして3年になります。平日の一日、リトル東京内にあるオフィスに出向き、電話の前で待機し、掛ってくる留学生の問い合わせに答えるのが私の仕事です。

アメリカに留学中の日本人学生から掛ってくる電話の大半は、ビザ、ハウジング、犯罪、等の内容で、私たちリスナーは質問に答え、必要な情報を紹介するのです。

私自身も2002年に留学生として渡米し、サンフランシスコの大学院で学んだ経験があります。

「大学院に行く」という夢は達成できた事は嬉しかった反面、家族と離れ、異国の地に一人暮らしするのは大変でした。勉強は大変でしたが、それよりも、日常生活に慣れるストレスが大きかったような気がします。

そんな時に助けられたのが、学校のStudent Adviserの情報でした。

アパート探しから、面白い展覧会、レストラン、等の生活に密着した情報や便利サイトを教えてくれたおかげで、私は活動的に生活をすることが出来ました。

私がボランティアをすることにしたのもそんな困った日本人学生が少しでも日常のストレスを減らし、アメリカの生活を有意義に過ごしてもらいたいという願いからです。

先日。RHL内でリトリートが行われ、ゲストに吉本興業の中山きんに君が来てくれました。彼自身、サンタモニカカレッジに留学しており、留学生の大変なところや、今の留学生の傾向をはなしてくれました。

印象に残ったのが、1年や2年だけの留学では英語が上手くならないという話です。特に、彼の通っている学校は日本人留学生が多いので、日本人同士で出かけたり、ルームメイトも日本人だったりで、英語が母国語のアメリカ人とはあまり仲良くならないということでした。

確かにアメリカに来て、日本人と四六時中いれば、日本語ばかりで、英語を話すチャンスは無いだろうな、と思いました。

彼が言ったのは、「アメリカ人なんか相手にしてくれないよ。」でした。

自分の留学体験を振り返った時に、確かに日本人と一緒にいた方が気が休まる思いがありましたが、私の場合、不幸なのか幸いなのか、学校に日本人がほとんど居なかったのが現状でした。ですから2年の学校が終わる頃には「カリフォルニアン アクセントがある」と言われる程、英語力が上達していました。

やはり留学生の皆さんにはせっかく時間とお金のエネルギーを使って海外で学ぶ、生活するのであれば、現地の体験を沢山していただきたいなと思います。その為には自分の居心地の良さだけではなく、自分を追い込むこと、チャレンジをさせてあげることが大切なのではないでしょうか。

 

The Great Food Truck 8月 24, 2010

Filed under: Live - Los Angeles,Play — phoenixakane @ 11:59 pm

ロサンジェルスではfood truckといって路上のトラックから飲食を販売するスタイルをよく見かけます。日本で言うと屋台のラーメン屋みたいなのりでしょうかね。

もちろん映画ロケ地でのケータリングトラックもありますが、一般人は御法度です。

2年前位から地元をにぎわせているのが “Kogi” と言う名前のトラックです。韓国料理とメキシカンをフュージョンしたもの調理していて、メニューはキムチ・カルビ・ケサディアや豆腐ブリート、などいろいろです。

おもしろい事に、日本の屋台とちがうのが、いつも同じ場所にいないという事です。

では、どのように場所を変えるトラックを探すのかというと今流行のtwitterもしくは facebook, websiteを使ってです。

今ではFoodTVのチャンネルでこのFood Truckを専門に扱う番組も出てくる程のメガフィーバーぶりで新しいフードカルチャーになっています。

先日、テレビでGrilled Cheese Truckというトラックが紹介されていました。

メニューは主にチーズ系のホットサンドでしたが、私の目を釘づけにしたのが“grilled Mac n cheese & Ribs ”でした。

なんとチーズマカロニグラタンをホットサンドにしたものでした。「えーっ!なんて不気味な」と思ったけれど、食べている人達の顔はまるで天国にいるようです。

そこでインターネットで調べてみるとなんと夜6時から近所のショッピングモールに来ている事がわかったのです!

そこでhubby(夫)に電話をし、夕食の献立は mac n cheese サンドだと伝えるました。彼も私の興奮した様子を察し、仕事を出来るだけ早く切り上げると約束してくれました。

夜7時に現地に着くと、長蛇の列でした。

とにかく列に並び、在庫切れになるんじゃないかと心配しながらも少しずつトラックに近づいていき、待つ事50分、ようやくオーダーしました。

カリッとやけたパンの間にはチーズマカロニグラタンに、BBQポークとタマネギをキャラメル状炒めたのが入っていました。

日本人に私は「おいしい」とは言えませんでしたが、ピリっとスパイスが効いて何となく癖になる味,不思議な食感でした。

日本だとすると、焼きそばパンが近いものかな。凄〜くおいしい訳では無いけれど癖になる。一年に一回食べれば良いかな、と思う私でした。Hubbyは一月に一回だそうです。

やはり彼には幼い時の懐かしい味(mac n cheese)が気に入ったようです。

サクラメントに住んでいた4年前とは比較にならない位、ロスには珍しい、美味しいものがあります。

本当に引っ越して良かった。